取り外しができ、透明で目立たない、マウスピースを用いた矯歯を動かす時にミニスクリュー(矯正用インプラント)を用いる矯正治療。
インプラントは、歯がなくなった部分に
人工の歯根(ネジ)を埋め込み、
その上に人工の歯を取りつける治療法のことです。
そして、インプラント矯正とは、
歯科インプラントの技術を応用したものですが、
まったく異なるもので、使用するインプラントは
特殊な矯正治療専用のものを使います。
矯正用インプラントは一般的な歯科用インプラントとは違い、噛むためのものではありません。
歯科矯正用アンカースクリューと言う小さなスクリュー(ネジ)を歯ぐきの骨の部分に埋入し、歯を動かす時の固定源として用います。
麻酔をしてミニスクリューを埋め込むまでに5~10分程度です。
出血も痛みも殆どありませんので、ご安心下さい。
治療終了後はもちろんインプラントを除去しますが、傷も残らずほとんど痛みもありません。
ミニスクリュー(矯正用インプラント)による矯正のメリット・デメリット
メリット
- 確実な歯の移動が行えるため、治療結果に期待ができる
- 矯正治療期間を短縮できる
- 歯を抜かずに治療できるケースが多い
- 以前は外科手術が必要だった症例も回避できるケースがある
デメリット
- インプラントを埋め込むための歯科手術が必要
- 術後にインプラント周囲を清潔に保たなければ、歯肉炎等感染をおこす場合がある
- スクリューが脱落した場合、違う部位に再度埋入する必要がある
治療期間の目安
一般的な矯正治療 | 2~3年程度 |
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部分矯正 | 半年~1年程度 |
※ 症例や年齢により個人差があります。
※ 噛み合わせや歯と顎の状態によりできない場合もございます。
ミニスクリュー(矯正用インプラント)による矯正の適応かどうかは、十分な相談と検査が必要になります。